人事考課と多面評価の実務

バブル崩壊以降、厳しい経営環境のもと、民間企業はもとより、官公庁・学校・病院非営利組織体に至るまで、能力主義・成果主義の導入が盛んに行われてきている。しかし、それがうまく運用できるか否かは、納得性のある公正な人事考課や、能力開発のための効果的な人事評価が行えるか否かにかかっている。人材は育てるのではなく、育つものである。人事部の役割は、人々の幸せと企業経営の向上を共に実現すること、つまり、「人間の論理と組織の論理の調和・統合」を実現することにある。

人事考課と多面評価の実務 第1章 360度評価と人事考課の位置づけ−評価とは一体何か−
第2章 いろいろな評価制度についての解説
第3章 能力の捉え方と考課要素に対する理解
第4章 人事考課の設計の仕方
第5章 考課基準の明確化
第6章 人事考課の公正処遇への結びつけ方
第7章 人事考課後の調整とフィードバック
第8章 人事考課の能力開発への活用
第9章 評価結果のフィードバックと育成面接の効果的なすすめ方
第10章 考課者訓練のすすめ方
エピローグ 人材育成の根源は自己啓発と自己評価

中央経済社 (2006-4-10出版)
久保 淳志【著】
定価:2,800円(税別)