2024年6月号<リスキリング支援>


急速な技術革新と、グローバル競争の激化、産業構造の変化、そして恒常的な労働人口の減少の中で、我が社が競争力を維持するためには、継続的な従業員の能力開発が不可欠です。

そのために、まずは能力開発の主体である個人が、人生100年時代において一度身につけた能力だけでは通用しないことを自覚し、主体的・自律的・計画的に自己の職業人生を築いていくべきことは言うまでもありません。一方、企業も、限られた予算の中で、新しいスキルを習得することへの動機付けや、業務と両立しながらも学びやすい環境の整備、各人が保有するスキルや興味に合わせた学びの場の提供・提案、学びの評価およびフォローアップなどの支援を行うことが求められます。

本号では「リスキリング支援」を特集しています。






資料編

1.企業の人材開発への取り組み

2.従業員の能力開発への取り組み

3.学びのパターン・ランゲージ




解説編

1.デジタル時代のスキル変革のポイント

2.職場における学び・学び直しの進め方



判例編

1.タクシー会社の免許取得費用の返還請求は妥当か

2.参加強制のない研修時間は労働時間に該当するか

3.業務との関連性がある研修時間は労働時間に該当するか



コロナストレス

連載編

賃金の諸相(明治学院大学 名誉教授 笹島芳雄)

第92回 日本の賃金、アメリカの賃金(26)