2023年6月号<個別労働紛争>


ストライキやサボタージュのように労働組合や労働者団体が関わる「集団的労働紛争」は減少傾向にある一方で、個々の労働者と使用者との「個別労働紛争」は増加傾向にあります。

個別労働紛争の最終的な解決手段としては裁判制度がありますが、裁判には多くの時間と費用がかかってしまいます。そこで、できるだけ円満・迅速に紛争解決を図ることを目的とした「個別労働紛争解決制度」や「労働審判制度」などを活用することも有効です。

本号では、「個別労働紛争」を特集しています。





解説編

1 個別労働紛争解決制度のポイント

2 労働審判手続



事例編

個別紛争解決援助サービスで取り扱われた職場のトラブル事例




資料編

1 個別労働紛争解決制度の運用状況

2 企業の雇用管理の動向

3 労使間のコミュニケーションの実態



判例編

1 在職中の競業避止義務違反と即時解雇は違法か

2 賞罰委員会に諮り弁明の機会を付与しなかった懲戒解雇は違法か





コロナストレス

連載編

賃金の諸相(明治学院大学 名誉教授 笹島芳雄)

第80回 日本の賃金、アメリカの賃金(14)