2022年10月号<企業と個人の能力開発への取り組み>


産業構造のサービス経済化、グローバル競争の激化、コロナ禍によるデジタル化など、企業を取り巻く環境は激変しています。企業は、このような変化に対応できる人材を確保・育成しなければなりません。

一方で、労働者も、年金の受給額減、職業人生の長期化、働き方の多様化を受け、主体的・計画的・自律的に自身の職業人生を築いていかなければなりません。

まずは、一人ひとりの労働者が、自分の能力開発に対する自己責任を自覚することが必要です。そして、企業は、社員の能力開発を継続的に支援することが必要です。

本号では、「企業と個人の能力開発への取り組み」を特集しています。




解説編

1 能力開発の課題と方向性

●近年の労働市場の変化と課題
●労働需要側の構造的な変化と課題
●労働供給側の構造的な変化と課題
●職業能力開発の推進
●労働者の自律的・主体的なキャリア形成支援
●労働市場インフラの強化
●全員参加型社会の実現に向けた職業能力開発の推進
●技能継承の促進



2 職場における学び・学び直しの進め方

●自律的・主体的・継続的な「学び・学び直し」に必要なプロセス
●現場のリーダーの役割
●企業と労働者が取り組むべき事項
●学びの好循環を目指して





資料編

1 企業の人材育成への取り組みの実態

●OFF-JT・自己啓発支援への支出状況
●労働者に求める能力・スキル
●OFF-JTの実施状況
●計画的なOJTの実施状況
●能力開発や人材育成の課題



2 労働者の自己啓発への取り組みの実態

●自信のある能力・スキル
●向上させたい能力・スキル
●OFF-JT の受講状況
●自己啓発の時間や問題点




判例編

セミナー受講の労働時間性と受講料返還請求



コロナストレス

連載編

賃金の諸相(明治学院大学 名誉教授 笹島芳雄)

第72回 日本の賃金、アメリカの賃金(6)