2021年10月号<テレワーク恒常化の課題>

コロナ禍をきっかけに、多くの企業がテレワークを実施してから、1年以上が経ちました。一時的・緊急対応的であったテレワークは、いまや働き方のスタンダードの一つになりつつあります。

テレワークの広がりに伴い、マネジメント、業務の遂行、情報の共有、ICT ツールの活用、コミュニケーション、セルフコントロール、健康の維持増進などについても、見直しが進んでいます。

本号では「テレワーク恒常化の課題」を特集しています。





解説編

1 改定・テレワークガイドライン 

○労務管理上の留意点
〇ルール策定と周知
〇労働時間管理の工夫



2 ビジネスチャット活用のポイント 

○ビジネスチャットで困ること
○テキストコミュニケーションの工夫
○グループの使い分け方
○他のツールとの組み合わせ



3 ウェブ会議の進め方 

○ウェブ会議ならではの時間の考え方
〇映り方
〇話し方・聞き方
〇会議の進行



4 リモートマネジメントのポイント

○「察してね」をやめる
○意図して交流する
○評価基準を明確にする
○楽しげにする



5 テレワークにおける費用負担の取り扱い

○在宅勤務手当
〇事務用品等の支給
〇電気代・通信費の業務使用部分



6 リモハラの注意点

○リモハラに関する上司・部下の声
○最も嫌だったリモハラ
○リモハラにならないための対策



資料編

テレワーク時の労務管理の実態

○テレワークの対象者
〇労働時間管理方法
〇残業や休日勤務の扱い




判例編

事業場外みなし労働時間制をめぐるトラブル

○携帯電話を持つ営業職の労働時間を把握することは困難か
〇行動が管理されている外勤社員に事業場外みなし労働時間制は適用されるか



コロナストレス

連載編

賃金の諸相(明治学院大学 名誉教授 笹島芳雄)

第60回 コロナ危機と労働・雇用・賃金(17)