2020年1月号
<2019賃金改定の実態>


2020年の賃金改定を検討する時期がやってきました。
本号では、2019年の賃金改定の実態について特集しています。



資料編

1 2019賃金改定の実態
○賃金改定の実施状況
・90.2%の企業が2019年に1人平均賃金を引き上げた
・2019年の1人平均賃金の改定額は5,592円(2.0%)
・賃金改定の決定にあたっては「企業業績」を最も重視

○定昇・ベアの実施状況
・71.2%の企業が管理職の定昇を実施
・80.4%の企業が一般職の定昇を実施
・24.8%の企業が管理職のベアを実施
・31.7%の企業が一般職のベアを実施

○賃上げの実施理由は「従業員の引き留めのため」が最多


2 2019労使交渉における賃上げ妥結結果
○厚生労働省調べ:6,790円(2.18%)
○経団連調べ(大手企業):8,200円(2.43%)
○経団連調べ(中小企業):4,815円(1.89%)
○連合調べ:5,997円(2.07%)
○東京都:6,001円(1.90%)
○愛知県:7,031円(2.21%)
○大阪府:6,201円(2.11%)


3 2019初任給
○大学院修士課程修了
・男性:239.0千円
・女性:238.3千円
○大学卒
・男性:212.8千円
・女性:206.9千円
○高校卒
・男性:168.9千円
・女性:164.6千円



判例編
賃金改定をめぐるトラブル
○昇給を抑制する賃金改定は不合理か
○役割給に一本化する賃金改定は不合理か



連載編
賃金の諸相(明治学院大学 名誉教授 笹島芳雄)
第39回 新卒初任給の動向と課題(5)