2019年6月号<知って得する2019助成金>
近年の人事・労務関連の助成金は、働き方の見直し、時間外労働の削減、人材育成の強化、中高年齢者の雇用促進・整備、有期契約労働者の処遇改善などを助成するタイプが増えています。

「助成金」の場合、金融機関などからの融資と異なり、返済義務がありません。また、予算の範囲で決められる「補助金」とも異なり、受給要件を満たしていれば比較的高確率で受け取ることができます。しかしながら、事前準備や申請については、複雑なものが多いのが実情です。

本号では、人事・労務関連の改善コストの削減に役立つ2019年度の主な助成金について特集します。







解説編
2019年度の人事・労務関連の助成金

◇2019年4月に新設・拡充された主な助成金
 ●人材確保等支援助成金「働き方改革支援コース」
 ●65歳超雇用推進助成金「高年齢者評価制度等雇用管理改善コース」
 ●中途採用等支援助成金「UIJターンコース」
 ●中途採用等支援助成金「中途採用拡大コース」
 ●キャリアアップ助成金「選択的適用拡大導入時処遇改善コース」
 ●キャリアアップ助成金「短時間労働者労働時間延長コース」
 ●両立支援等助成金「女性活躍加速化コース」
◇高年齢者の雇用環境の整備を図りたい場合の助成金
◇仕事と家庭の両立支援に取り組みたい場合の助成金
◇労働者の雇用環境を整備したい場合の助成金
◇有期契約労働者の処遇改善に取り組みたい場合の助成金
◇トライアルで雇用してから正式に雇用したい場合の助成金
◇労働時間の縮減に取り組みたい場合の助成金
◇労働者の健康の維持・増進に取り組みたい場合の助成金



判例編
雇用調整助成金対象の休業に伴う賃金カット



連載編
賃金の諸相(明治学院大学 名誉教授 笹島芳雄)
第32回 賃金と物価・生産性